株式会社有隣堂 社長 松信氏による講演会を実施しました
1月13日(火)、進路が決定している3年生を対象にグリーンホールで特別講演を実施しました。
株式会社有隣堂 代表取締役 社長執行役員 松信健太郎氏をお招きし、「企業の果たす役割」をテーマに、有隣堂の企業概要や出版ビジネスの現状、これまでの取組みと挑戦について約2時間にわたりご講演いただきました。
講演の中では、卒業後に社会に出て成長していく3年生に向けて、読書を通じて教養を深めることの大切さをお話しいただきました。
また、作家の新川帆立氏から横浜清風生に宛てたメッセージ動画の中で、読書に対する姿勢についてお話しいただきました。
有隣堂が会社そのもののファンになってほしいと立ち上げたYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」の動画をご紹介いただき、同じ商品を扱う会社との差別化の大切さを教えていただき、生徒たちにとって大変有意義な時間となりました。
最後に松信氏から「自分が社会のなかでどのような人間になりたいか、ぜひ考えてみてください。本を読んで豊富な知識と情報を吸収しながら、目標の姿に向かって頑張ってください」と生徒に向けて激励のお言葉をいただき、講演会を終了しました。
- 有隣堂社長 松信健太郎氏
- 真剣な表情で講演会に参加する生徒達
◎有隣堂特別講演会に参加した生徒の感想
- (S・Kさん)
今はデジタルなど様々な技術が急速に発展しており、それに伴い、若者の本への関心が減ったり世界と比べて劣っていったりしていることがわかりました。私はこの先社会に貢献していく上でまだまだ世の中のことを知らないので、本を読んで多くの専門的な知識を取り入れて役に立つものを作りたいと思いました。また、自分で考えて行動することが増えていくので、普段からいつもと違う行動にtryし、既存のものに囚われるだけではなく自分のやりたいことを表現していきたいと思いました。
本日は本の重要性だけではなく、世の中の変化に対応できる行動(差別化)が大切なことや自分が社会に向けてどうあるべきなのかを学ぶことが出来ました。本当にありがとうございました。
- (U・Rさん)
本日はご講演いただきありがとうございました。大人になるとは、自分のことを自分自身で考えることができるようになること。なりたい自分像を持つことは難しいことだが、そのイメージは常に高く持っているべき。そのための手段として、本を読むこと。そうすることで、普段の生活だけじゃ手に入らない価値観や体験を得ることができ、語彙力の向上や豊富な知識の習得、非日常の体験を通じて想像力や発信力、問題解決力が身につくと聞き、読書はその物語を読んで終わりではなくそこからがスタートなのだと感じました。また、昔から続く歴史のある企業であれば、歴史が浅いところから学ぼうとする姿勢に自分だったらためらってしまいそうだなと…自分たちよりも優れている点を素直に認め、学ぼうとすることができる有隣堂という企業に関心を持ちました。
- (K・Sさん)
普段から有隣堂はよく利用しているため、有隣堂について現状や取り組みを知ることができてよかったです。雑誌などの需要が高かった頃からデジタル化により書店や需要の減少がわかりました。本だけに特化するのではなく、様々な視点や物から本に繋げていく発想に驚きました。本は知識を得たり、他者を知ったりするのに手頃な手段という考えに共感しました。自分自身で考える力が大人には必要であり、その力を身につけるためにも本を読もうと思いました。 大変勉強になるお話を伺うことができました。このような貴重な機会を設けてくださり、ありがとうございました。
- (Y・Yさん)
本日は、本当にありがとうございました。 私は、大学に進学して文学作品を研究し、本を読むということの楽しさや面白さを伝えていけるような教育を実現したいと思っています。おしゃっていた通り、私たちの世代でも読書離れというのが顕著に表れています。私自身、もともと本を読むことに苦手意識を持っていました。そんな読書嫌いな私が、文学部に進学しようと思ったのは、夏目漱石の文学を授業で学んだからです。先生が丁寧に表現方法を教えてくださってことで、夏目漱石の文学作品をもっと研究したいと思えるようになりました。でも、授業で夏目漱石の文学に触れることがなければ文学作品を研究したいと思うこともなかったと思います。だからこそ、教員となり生徒の知見を広げ、本を読むことが面白いと思ってもらえるように、大学で様々なことを学んでいきます。私は、読書を通して、新しいことに挑戦しようと思えました。そして、これからも自分の人生を豊かにできるように、本をたくさん読んでいきたいと思いました。今回の講演で、自分がどう社会に貢献していきたいのか、自分の目標について、改めて考えるきっかけとなりました。ありがとうございました。
- (K.Kさん)
今回の講演会では、日本の経済の停滞の歴史とともに、今後のそれぞれの会社の在り方を見直すことの重要性と、私たちのような若者が社会に貢献するために必要なことを知ることができました。特に印象に残ったことは、有隣堂さんなどの書店が本以外のビジネスを実施して利益を出しているというところです。今の世の中では、デジタルがより普及してきており、アナログが衰退する傾向がある印象があったので、書店などのアナログ商品を扱う企業もそれに合わせて利益を出していくことが難しくなっているのだと思っていました。しかし、それでも書店を残していくために多くの経営戦略を立てて世の中の流れに食らいつき、それが消費者にも届いて成功していることにビジネスの面白みを感じました。この講演会では、今後の日本経済の発展のためにも私たちができることを考えさせてもらえる良い機会でした。ありがとうございました。
- (I・Mさん)
本日は講演をしていただきありがとうございました。私自身、本を読むのが好きなので楽しみにしていました。私は幼少期にハリーポッターを読んで本を読むのが好きになり、主にファンタジー系をよく読んでいます。講演のなかで本を読んでいる人の割合が減っていることに驚きました。また、大正・昭和の時代には限られた偉人だけが著者になれたのに対し、令和の今は誰もが発信者・著者になれる時代へと変化していること、そしてデジタル化や娯楽の多様化によって出版業界が大きな転換期を迎えているというお話は、とても現実的で考えさせられる内容でした。そんななか、有隣堂が赤字経営の中でも「それでも本を売りたい」と挑戦を続けている理由として、本は他者の思考や想像に触れ、自己実現・自己成長・自己統治を助ける最も身近なツールであるという言葉が印象に残りました。本の価値は時代が変わっても決して失われないのだと感じました。 最後に話していた「自分のビジョンと企業のビジョンが一致していないと、人は辛く不幸になる」という先生の言葉から、これから進路や仕事を選ぶ上で、自分が本当に大切にしたい価値観を見つめることの重要性を学びました。今回の講演で得た気づきを、これからの学びと将来の選択に活かしていきたいと思います。


