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校長だより ~2学期振り返り~

更新日 : 2025年12月22日   カテゴリー : 校長室より

11月13日(木)

  • 文化体験教室
    昨年までは、「芸術鑑賞会」と呼ばれていた行事ですが、今年からは「文化体験教室」となり、内容も変わりました。昨年までは、全校生徒が一緒に同じ芸術(ミュージカル、バレエ、演劇など)を鑑賞していました。今年からは、学年ごとにそれぞれに文化を体験しようという行事になりました。
    1年生は、和の体験。狂言の鑑賞。
    2年生は、洋(?)の体験。ハリーポッターミュージカル鑑賞
    3年生は、社会人にむけて、テーブルマナー講習会
    2年生は有名俳優さんも出演するミュージカルだから大丈夫だろう。3年生は食事だから大丈夫だろう。(何が大丈夫?)

    ということで、私は、狂言鑑賞に参加しました。能や狂言は、日本の伝統的な文化であるとはいえ、生徒が興味関心を持続できるかな?と心配でしたが、解説の方の説明が、本当に楽しく引き込まれました。狂言そのものも生徒にわかりやすい題材を演じてくださったこともあり、爆笑する場面もあり、クスクス笑う場面もあり、最後まで集中して楽しんでいました。学校では経験できないこと、本格的な体験を校外でおこなうことも、豊かな人格を育てていくために大切なことだと実感しました。
    来年も楽しみましょう。

 

11月15日(月)

  • 保土ケ谷バンドバトル
    土曜日の今日、保土ケ谷公会堂で、保土ケ谷区にある高校生のバンドバトルがおこなわれました。
    清風からは4つのバンドが参加。本校のフォークソング部は約80人の部員が活動しているため、オーディションを勝ち抜いたバンドが参加しました。エレキギター、キーボード、エレキベース、ドラム。若い人たちが憧れる音楽の演奏が続きます。自分自身の高校時代の文化祭は、ロックやフォークが華やかな頃でしたので、体育館や教室のステージで、演奏していたクラスメートが何人もいて、バンドバトルに出演している生徒たちを、懐かしい気持ちで見ていました。学校生活ではできない、お化粧やカジュアルな服装で生き生きと演奏している生徒をみると、普段と違った一面を見て、ニコニコしてしまいました。これもまた、高校生らしさですね。

 

 

11月21日(金)

  • 仏教主義学校連盟弁論大会
    清風高校は、東京や神奈川にある仏教を基盤とした教育をおこなっている16校の高校と共に、仏教主義学校連盟を組織しています。今日は、その連盟主催の弁論大会です。弁論大会の歴史は古く、今年で40回目を迎えます。
    各学校から最大2名の弁士が参加して、それぞれの弁論をおこないます。本校からも2名の生徒が、出場しました。会場の立正大学付属立正高校の勧行ホールには、参加する弁士、応援の生徒、保護者の方々などたくさんの人たちが集まり、緊張と熱気に包まれていました。この大会は仏教主義とはいえ、弁論の内容に仏教の縛りはありません。それぞれが自分の思いや考えを弁論として主張する大会です。私は審査員を務めましたが、生徒それぞれの主張に個性があり、身振り手振りもつけながら色とりどりの主張に圧倒されました。ここ数年、清風高校は1位~3位に必ず入っていて、周りの学校から褒めていただくことが多いのですが、今年の生徒たちも自らの体験を軸にした弁論を展開して3位に入ることができました。今の世の中は、AIを使えば、それらしい弁論文が、いくつでも、あっという間にできあがってしまう時代です。しかし、今日ここで話をしてくれた生徒たちの弁論は、正真正銘その人独自の思いや考えが展開されたものです。これから未来を見据えたとき、いかに自分自身の考えを持って、発信できるかということは、AIに負けないための人間として大切なアイデンティティだと思います。これからも、弁論大会を通して、自らと向き合い、それを発信できる生徒の育成に努めていきたいです。

 

12月6日(土)

  • バトントワーリング全国大会
    清風バタントワーリングは、今年全国大会に出場することができました。
    一昨年に続いて2度目です。会場は幕張メッセ。応援に行きました。会場には、びっくりするくらい多くの人たちがいて、2日間にわたって行われる、バトントワーリングの全国大会を熱心に応援していました。どこの高校も素晴らしい演技で、さすが全国大会。レベルが違うなと思いながら、本校の出番を待っていました。いよいよ清風の出番。会場には大きな拍手と応援の声が響き、生徒たちが登場しました。音楽のリズムに乗って、会場から手拍子を受けながら、のびのびと演技をおこないました。終了と共に大きな拍手。会場には、保護者の方々やOBたちも駆けつけていて、終了後に声をかけ、みんなで素晴らしい演技に拍手をおくりました。
    顧問の2名の先生と指導者の先生には、本当に感謝申し上げます。部員たちが、年代の縦軸でつながっていくのを見ると、バトントワーリング部の歴史が確実に刻まれているのだな、とあらためて感じました。これからもこの歴史をつないでいってほしい、その思いを強く持ちました。

 

12月13日(土)

  • 英語スピーチコンテスト関東甲信越大会
    会場はつくば。各県のコンテスト本選を勝ち抜いた県代表生徒が集まりました。横浜清風高校は、昨年まで毎年コンテストに参加していましたが、神奈川県の予選を勝ち抜くことができていません。そんな中、今年は県予選を通過し、本選に出場。更にその神奈川県本選で優勝しました。そのスピーチは、英語力だけでなく、内容が素晴らしく是非全校生徒に聞かせたいという先生方の思いから、先日本校アリーナで全校生徒の前でスピーチをおこないました。
    今日はいよいよ関東甲信越大会です。さすがに、どの生徒も各県の代表だけのことはあり、英語力も高く内容も個性に富んだものばかりでした。本校はグローバルクラスの1年生。しかも最終論者。緊張しないかと心配していましたが、とても落ち着いて、メリハリのある声で堂々と話すことができました。本当に素晴らしいスピーチでした。終了後、生徒と引率の先生と雑談をしていると、何人かの先生や出場生徒から、「素晴らしかったよ。」と声をかけられ、茨城県のある高校の先生から「是非うちの学校に来てスピーチしてほしい。」というオファーまでいただきました。そして発表。
    なんと優勝です。全国大会出場です。これは本校にとっても快挙。うれしい限りです。そして、何よりも嬉しいのは、あの素晴らしい内容のスピーチを全国大会の場でも発表することができるということだと感じます。自分自身の経験に根ざしながら、自ら前を向き、平等や平和に向かっていこうという、本当にだれもが感動する内容のスピーチなのです。いよいよ全国大会まで進みました。来年行われる全国大会では、心置きなく、思い切り自らの思いを主張してほしいと思います。

 

12月20日(土)

    • 2学期終業式

長い二学期の最終日となり、アリーナで終業式が行われました。終業式では、生徒の皆さんに向かって以下のようにお話ししました。(要約)
9月に始まり、約4ヶ月近くの長い二学期が今日終了します。始業式9月1日の天候を調べたところ、最高気温は35度を超える猛暑日でした。今日はもう冬の寒さですね。気温の違いだけでも長い期間が過ぎたことを感じます。この長い二学期を振り返るといろいろなことがあったと思います。行事については、清風祭。それぞれのアイデアを生かして協力して、個性のある発表や出し物やステージができました。たくさんの方々がおいでいただき、盛り上がりましたね。
2年生は10月に修学旅行。沖縄とハワイ、それぞれ目的を持って充実した旅行になったと思います。修学旅行はなんと言っても、高校生時代の一番の思い出のひとつです。また、芸術鑑賞会が文化交流会に変わり、学年ごとにいろいろな文化の体験をおこなうことができました。
生徒会でも役員や委員が交代して、新たな組織で活動を始めました。いままでの役員、委員の皆さんご苦労様でした。新しい人たちはいろいろとアイデアを出してがんばってください。その生徒会では、10月にハロウィンイベントを開催することができました。また、今日はこれからクリスマスイベントも行われるようです。生徒の皆さんが自分たちの発想で自主的にいろいろな新しい企画をおこなうのは素晴らしいですね。清風もそんな自由な気風になってきました。そして、部活動や様々なコンテストなどでも、力を尽くした人たちがたくさんいます。その結果、全国大会まで出場した人たちもいました。これらの表に出ること以外でも、生徒の皆さんは毎日一生懸命に学校生活を送ってきたことと思います。それぞれに目標を立てて頑張ってきたことがたくさんあるでしょう。うまくいったこと、達成できたこともあるでしょうか、逆にうまくいかなかったこと、失敗したこともいっぱいあったのではないでしょうか。喜びにあふれたこともあったでしょう。うれしかったこと、笑ったこともあったでしょう。しかし反面、苦しいこともあったのではないでしょうか。うまくいかずにくやしかったこと、悲しかったこと、自分の力を信じられなくなったこともあったかもしれません。しかし、それは当たり前のことです。良いことだけでなく悪いことも含めて二学期なのです。私は、うまくいったことよりも失敗したことの方が多かったと思います。それが当たり前だと思っています。
失敗も二学期に歩んだ道の一部です。失敗も人生の一部です。失敗をしない人などいません。二学期の終了に際して、これらの良かったこと、うまくいかなかったことを振り返りながら、継続することは継続する、捨てるものは捨ててしまう。そのようにして、節目としてください。この12月は今年一年の節目でもあります。今年一年も振り返りながら、来年更に良い年にできるように捨てるものは捨てる、忘れるものは忘れる、持続するものは何か、更に高めるものは何か、しっかりと確認しましょう。
3年生の中には、これから進路を決める人、受験をする生徒もたくさんいると思います。あせらないでください。全国には、皆さんと同じようにこれから受験する人がたくさんいます。自分だけではありません。まだまだ力をつける時間はあります。冬休みもがんばりましょう。応援しています。
皆さん、良い冬休みを過ごして、来年1月には、また笑顔で登校してきてください。皆さんが健康で過ごし、また会える日を楽しみに待っています。

 

  • クリスマスイベント
    生徒会の役員、委員の皆さん、実行委員の皆さんが、今年新たな企画のイベントを積極的に立ち上げています。今日から行われるクリスマスイベントもその一つです。12月20日~26日今回は準備の時間が少なかったため、出し物や公演などはないようですが、それでもクリスマスツリーを各階に飾ることができ、校舎内が華やかに雰囲気になっています。学食の皆さんにもご協力頂き、クリスマスらしい料理やスイーツを提供してもらっています。こういうことも、生徒が自ら考えて清風高校をより良くしていこうとする気持ちの表れだと感じています。「生徒が自らの思いや考えを元に自らの手で、学校をより良くすることができる。」横浜清風高校の校風が大いに現れていますね。拍手!