校長だより ~卒業式~
・3月1日
卒業式
早春の素晴らしい天気の中、3年生456名が清風を巣立っていきました。
日曜日ということもあり、たくさんの保護者や家族の方々、そして来賓の方々に参列していただき感動あふれる卒業式をおこなうことができました。
卒業生の皆さんは、これから、それぞれ道は分かれていっても、自分の思いをしっかりと持って進んでほしいと思います。また是非、清風にも報告を兼ねて遊びに来てほしいと思います。おめでとうございます。
- 当日の式辞を載せます。(抜粋)
「木々の芽も膨らみ始め、たしかな春の息吹を感じさせる、早春の今日、3月1日
来賓の皆様、保護者や家族の皆様にご臨席いただき、横浜清風高等学校卒業式を挙行できますことは、大きな喜びです。
本日卒業の日を迎えた456名の皆さん。ご卒業おめでとうございます。
皆さんは3年前の春4月、この横浜清風高校に入学しました。
その時どんな気持ちで、坂道を上って来たのでしょうか。きっと期待と不安の入り混じった思いを胸に、校門をくぐったことと思います。あれから3年。卒業式を迎えた皆さんの胸にめぐる、清風の思い出はどんなものでしょうか。
互いを応援し走り回った体育祭。共に一つのものを作り上げた清風祭。部活動での笑顔や涙。先生やクラスメート、先輩後輩とのおしゃべり。生徒会、委員会活動、
それとも、みんなと宿泊し過ごした、修学旅行。高野山研修でしょうか。
息を切らせ、汗をかいて上った通学の坂。教室の窓から望んだ富士山の姿。
皆さんは、この3年間でたくさんの事に、心を動かし、経験し、そして成し遂げてきました。その中には、達成感や喜びがあったでしょう。失敗や悲しみ、くやしさもあったことでしょう。そのすべてが、皆さんを成長させて、今日ここにいる皆さんを作り上げてきました。先生方や職員の方々も、常に皆さんと共に進んで来た3年間でした。
卒業式を迎えた今日、ここまで来た自分に誇りを感じ、どうぞ胸をはってください。
この3年間は、この横浜清風高校にとっても、大きな変革の時であり、その中心になって活動して来たのは、皆さんです。
自分たちがこうあるべきという目標を掲げて、それを達成するために学校生活の環境どのように改善したらよいかを考え、活動しました。清風は、生徒自身がより自主的に、積極的に、自由に活動できる学校へと変わってきています。この変革の中心にいたのは皆さんであり、その行動や思いは、下級生にも引き継がれ、さらに横浜清風高校が飛躍していくことでしょう。
卒業生の皆さんは、今、将来への夢と希望に胸を膨らませていることと思います。
皆さんが向かう未来、そこは、希望にあふれています。可能性に満ちた世界です。その世界で、皆さんには、思い通りに生きてほしい。目標に向かって、夢に向かって突き進んでいってほしいと思います。
これから先、突き進むための原動力とするのは、「自分を信じる力」だと、思います。
弘法大師・お大師さんは、その教えの中で、「仏法は、身中にして、即ち近し。」と説かれています。自分自身の中に、目標を達成するための力が存在しているのだとおっしゃっています。 喜劇王チャップリンは「地球を動かし、樹木を育て、花を咲かせる宇宙の力が、あなたの中にもある。それを信じることだ。」と語っています。
皆さんの中には、夢や目標に向かって進んでいくための力が、既に存在しているのです。「自分を信じる」とは、自分の中にある力を信じるということ、その力を信じることが、未来を進んでいくための原動力となるのです。
とはいえ、これから先、真っすぐな道ばかりではありません。立ち止まって悩んだり、自分を信じることさえ辛くなり、後ろ向きの気持ちになる事もあるかもしれません。
しかし、そんな時こそ、なお一層自分の力を信じてください。信じることができれば、進むべき道が必ず見えてくるはずです。そして、皆さんの中の力が、前に進めてくれるのです。
答えは外にはありません。すべての答えは、皆さん自身の中にあるのです。
苦しいなと感じる時。その時は、清風坂を上ったことを思い出しましょう。
上るにしたがって、足がつかれ、息も上がり、苦しかったことでしょう。しかし上っていけば、より高い場所に至ることができます。
皆さんが、これから日々で、頑張っている中で、苦しいな、辛いな、と感じる時があれば、それは、坂道を上っているということです。より高い場所に向かって、人生の坂道を上って向上しているということなのです。つらいとき、苦しいとき、清風への上り坂を思い出しながら、一歩一歩着実に上っていってください。
保護者の皆様、ご家族の皆様。本日はお子様のご卒業、おめでとうございます。立派に成長して学窓を巣立っていく姿に、喜びもひとしおのことと存じます。この3年間本校の教育にご理解とご協力を賜りましたことを、心より感謝申し上げます。
卒業生のみなさん。
皆さんに今日渡された卒業証書。そこには二つの日付が記されています。一つ目はみなさんの生年月日。それは、皆さんが、ご両親から生を受け、この世に生まれた日です。皆さんが今日まで至る出発点の日付です。そして、もう一つの日付。それは、今日の卒業の日付です。これが皆さんがこれからの未来へ向かう出発点の日付です。この新たな出発の日に、ここまで支えてくれた、ご家族、仲間、先生方、お世話になった人たちに、たくさんの感謝をしてください。そして、今日から新たに旅立ちましょう。自分を信じて、自分の力を信じて、未来に羽ばたきましょう。
みなさんの輝く未来に、幸多かれと祈り、式辞と致します。」
