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シティユーワ法律事務所 今村様による講演会を実施しました

更新日 : 2026年02月21日   カテゴリー : お知らせ

 1月29日(木)、シティユーワ法律事務所より弁護士の今村様をお招きし、進路を決定した3年生を対象に講演会を実施しました。
 前半では予防法務について、揉め事になる前に早期相談をすることが大事で、その際、弁護士にも医者と同じように専門分野があるので、よく調べてから相談する必要があるとお話しいただきました。
 続けて刑事事件についてお話いただき、弁護士が犯罪者を弁護する理由について、裁判当事者に対するSNS等の炎上など、行き過ぎた正義感から発生する私刑の問題を上げ、犯罪者も含む国民全体の人権保障の重要性を教えていただきました。また刑事事件の発生から起訴に至るまでの流れについてフローチャートを交えて説明いただきました。
 その後、冤罪について、「10人の真犯人を逃すとも1人の無辜(むこ)を罰することなかれ」という法格言のもと、絶対に発生させてはならないとお話しいただきました。
 
 後半では民事事件について、実際に今村様が担当された事件を例に、民事裁判における契約書、記録映像などの客観的な証拠の重要性、また、事件の推移や原告・被告の双方の言い分から判決を下す難しさなどを教えていただきました。事例の紹介では、登場人物の名前を3年生担当の先生方に置き換えて説明がなされ、各所で生徒達から笑い声が聞こえました。

 最後に今村様から「法律に詳しくなることで、強く・賢く生きることはできますが、それだけではなく、道徳的な意識も身に着けて優しい人になってください」とお話しいただき講演会を終了しました。

 

 

〇特別講演に参加した生徒の感想をご紹介します。

 

●T.Hさん
裁判での判決は法律や物的証拠だけでなく、色々な条件を考慮して判決が下されると知りました。例えば婚約者との破局後元婚約者に対して損害賠償を請求しようとしたとき、口約束での契約は成立していますが、その契約の価値から損害賠償は認められないそうです。契約があるからといって必ずしも有利になるわけではないと言うことが驚きでした。
私たちを裁く法律には柔軟性があり、その時の細かな状況や裁判に携わる人々の価値観によって判決が決まると言うことがわかりました。私は未だ弁護士の方のお世話になったことがありませんでしたが、「相談する弁護士の方の専門分野について調べておく」「契約が成立する前の段階で相談しておく」など今後生きていく上で知っておくべき情報を今回の講演で沢山知ることができました。弁護士になるためには沢山知識を得る必要があり、本当に判断が難しい仕事と言うことが話を聞いて伝わってきました。最後まで飽きない楽しい講演会でした。本日はありがとうございました。

 

●A.Hさん
法律と聞くと堅くて、重たいものだと思っていましたが、意外と法律は柔軟性があり抽象的に作られていて、裁判の当事者に対してこれは酷すぎる、可哀想などという感情もいれて判断することができるというところに驚きました。口約束でも契約になるのにその契約で起きたトラブルは立証しづらいとのことに少しの矛盾を感じましたが、全ての契約に対して立証、損額賠償を求めるには契約書や録音、ビデオなどの客観的で明確な証拠が必要なことに共通点を感じました。
 法律を知ることで強く、賢く生きることができるけれど、それだけではなく道徳的なものも身につけて優しく、強く、賢く生きていけるようになりたいです。
 とても面白く、法律について興味深くなりました。お忙しい中ありがとうございました。

 

●M.Rさん
「行き過ぎた正義は時に悪となる」「法律に詳しくなると、“強く”“賢く”生きることができる」「法律に詳しいだけでは、優しい人にはなれない」「法と道徳のどちらかが欠けてしまうと社会は成り立たない」など心に響く言葉がたくさんありました。家庭の事情により、最近弁護士の方にお世話になる機会が多いため、実際の事例を用いた説明は大変勉強になりました。また、登場人物の名前が3学年の先生に置き換わっていたため頭に入りやすく面白かったです!
自分はこれから医療について大学で学びますが、医療の法律についてもしっかり勉強し、法の知識と道徳心のある医療人として将来活躍できるよう努めていきたいと思います。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!

 

●S.Kさん
前半では法律・弁護士について、民事・刑事に分けて解説してくださり、わかりやすかったです。冤罪についてテレビやネットで取り上げられていたため、弁護士の重要性について学ぶことができました。今、SNSでは問題を起こした人の個人情報などが普通に拡散されてしまうという私刑が増えていて、この状況を考えると法律の必要性を実感しました。
後半では実例を用いての話で法律をよく知ると良いことにも悪いことにも使えてしまう危険性を学べました。法律と道徳の両方を兼ね備えた考え方を持てるようになりたいです。
18歳になったことにより自己責任となることが増えてくるため、このような機会を設けてくださりありがとうございました。

 

●T.Kさん
法律の勉強を進める中で、民事と刑事の違いや法テラスの役割など、専門的な用語に難解なイメージを抱いていました。しかし、今回の講演を拝聴したことで、それぞれの概念が整理され、非常に分かりやすく理解することができました。 特に逮捕から判決に至るまでのプロセスは大変興味深く、検察官と弁護士の役割の違いについても明確な知見を得ることができました。貴重なお話をありがとうございました。

 

●M.Yさん
私は大学で法律について学ぶ予定ですが、進学前に現役の弁護士の方から話を聞けてとても興味深く、面白かったです。弁護士というと、何か事件があった際に相談をし、弁護してもらうといった印象が強かったのですが、最近では事件を防ぐために事前に相談をする予防法務が主流だときいて、驚きました。他にも「10人の真犯人を逃すとも1人の無辜(むこ)を罰することなかれ」という理念など、初めて聴くことが多く、とても楽しかったです。実際に弁護した話や、経験したからこそわかることも聴けてとても良い勉強になりました。ありがとうございました。